あらかき

躁鬱の即席遺書

春が終わる

 僕は沖縄県に住んでいる。通販も送料がやけに高い。生ぬるい冬がいつの間に終わっていた。ほら、よくテレビで、CMの後!のあのくだり。期待だけさせて何も残らない。あの感じ。楽しみに待ってたのに。あっという間。それが 沖縄の冬。あーあ。俺の冬はもっと長い予定だった。自然のお規則には敵わないな。

 

 そして沖縄の春。春?春なのか?お前は?鹿児島より上の方たちの春コーデだと、沖縄では地獄を見る。気温も本島とは違う。ただ今年はやけに湿度が高い。蒸し焼きにされちゃう。僕たちは茶碗蒸しにされてしまう。敵わないな。

 

  そんな春もそろそろ終わるだろう。音も立てずに逃げていく。桜は1月に咲き終え、CMも桜は見えない。服屋の春ものコートやジャケットも、なんだかきまりが悪い。でもこの時期でパーカーを羽織ってる人もいる。セルフサウナでございます。身体が丈夫なこと。あーあ。春って退屈。つまらない。亜熱帯の春はユーモアがない。洒落も知らない無知が羽目を外したようなあの見てられない様。それが沖縄の春。ほんとうの春をいつか見に行きたいな。沖縄の春は花見も洒落にならん。それに、桜もそんなに綺麗に見えない。花も散らない。落ちるのだ。ありゃないよ。