あらかき

躁鬱の即席遺書

Eric

 東京に来た。皆は、東京の空気を汚れた汚い空気と評すが、僕はもっと切なく、哀愁漂う感じがした。寂しい街だね。東京。人もそうだった。なんというか。沖縄のそれを感じなかった。僕は今回一人旅をしている。誰も知り合いもいない。Twitterのfollowerを頼りに行動することになった。モノレールで向かいに座った女性が美しかった。

 

 今回の東京遠征一番の目玉であるEric claptonの武道館ライブ。アリーナ席でEricを間近で見ることができる。これだけでも僕の気持ちはすこぶる高揚した。肉眼でEricを観れる。体全身で音楽を感じることが出来る。とても貴重な経験を積むことが出来る。followerの彼と御茶ノ水駅で待ち合わせ、少しの間楽器を眺めることになった。僕は今回だけで、とんでもないギターを沢山観てきた。Eric claptonのblackieのレプリカ。しかも二本。あり得ないことだ。カスタムショップのストラトも沢山観てきた。金銭感覚が狂いそうだった。そして、だ。僕は俗に言うバーストを観てきた。59年と60年。こんなはやくこのギターを目にすることが出来るのかと驚いた。当然興奮もした。時間が迫り、僕らは日本武道館へ足を運んだ。大勢の人が訪れていた。今からあの憧れの人のライブを観るのかと緊張してきた。会場が暗くなった。Ericが登場し、会場はドッと湧いた。なんせ一曲目からEricがワウペダルを使ったからだ。Ericの今回のセトリは誰もが知ってるメジャーな曲ばっかりで、一曲も知りませんでした!と呟く予定だった僕は良い意味で裏切られた。にしてもレイラをバンドでやるとはね。すごいよ、ほんと。さて、一通りライブが終わり、アンコール。なんとjohn mayerが飛び入り。妄想はしていたが実現するとは……しかもストラト持ってcocaineを演奏するとは……今回初日に来て本当に良かった……

 

 ライブが終わり、物凄い余韻に浸って、followerの彼ともう一人の彼と一緒にラーメンを食べた。よく考えたら朝も昼も食べてないから胃袋が物凄く小さくなっていた。キツかったな。ホテルに帰った今も、まだ余韻に浸っている。語彙力剥ぎ取られたからもう何も言うことない。でも、今殺されても僕の人生は良いものだったと言えるくらい良いライブだった。badgeとボブマーリーのカバーのアレとcocaineは本当鳥肌たった。ありがとう、Eric clapton。我がギターヒーロー