あらかき

躁鬱の即席遺書

大学生

4月1日、晴れて僕は大学生になった。期待よりも不安の方が積りに積もってしまい気が狂いそうな中参加したオリエンテーション。周りを見渡せば、オタク。オタク。オタク。オイオイここは市立大学の文系じゃなかったのかと思ったが、どうせみんな俗に言う大学デビューをして一皮剥くのであろう。仮面ライダーカブトのワームと云う怪物が丁度そんな感じなので、奴らはきっとワームだ。間違いなく。
僕は古典文学を勉強したいと面接の際申し上げた。当初それは嘘であった。が、世の中何が起こるか分からなく、今ではすっかりその気になってしまった。時間割を編成するときに、古典文学を沢山勉強出来るように組みたかった。多少不満は残る時間割になったが、それでも合格基準は満たせるようには編成出来たので、僕は妥協することにした。いやそれでもまだ高校の推しの先生の事を引きずってる。あゝため息ため息。そういえば古典文学をもう一度基礎から勉強し直すらしい。講義の内容がそう記されていたので、なんとなく安心した。それと同時に何だ、勉強しなくて良かったじゃん、と一瞬思ってしまった。馬鹿野郎。俺と先生との大切な思い出を否定する事は一瞬たりとも許す訳にはいかない。絶対に。少しアツくなった。話題を少し変えよう。
大学生活で絶対にやりたい事がいくつかある。バンド活動は絶対にしたいと思っている。特に重要視したいのは人間関係だ。はっきり言って僕はコミニケーションを図る事が大嫌いである。あそこまで気力を使う仕事は他に肉体労働以外に知らないからである。社会に出たらそれは必須になるのが、大変遺憾である。そんな訳で、適度な距離感を保てる仲の悪くない人とバンドが組みたい。それだと徐々に仲良くなるだろうし一々くだらない無駄な事で喧嘩をしなくて済む。結局のところ、僕はバンドメンバーと酒の回し飲みをしながら未来を語る生活など全く求めていないのだ。美味しいご飯の話をしようよ。そこに座って。さぁ。どんな音楽がしたいのかは多くは言いたくないけど、歌謡ロックをやるつもり。いっぱい曲を作ってオリジナリティを求めたい。はやく自分を表現したい。自分を楽しませたい。覚悟は出来ている。やはり演奏能力もある程度あると嬉しいな。最高のバンドが組みたい。絶対組むぞ。この4年間で僕の演奏スキルも磨きたい。精進あるのみだよね。進学してもしなくても。頑張るよ。でも世の中、頑張らないといけない事がやけに多い気もするんだよな。